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初めて中学生になって(あるいは進級して)の生徒たちの思いは様々だ。意欲を持って心新たに前向きな気持ちでいる生徒が多いだろう。しかし、中には小学校や去年の学級の思いを断ち切れないでいる生徒もいる。仲の良い友達と別れてがっかりしている生徒もいるし、希望した担任にならずがっかりしている生徒もいる。
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【52】小学校や前年度学級への思いに区切りをつけさせたい。新しい学級でやっていくための心構えを持たせるにはどうしたらよいだろう。 |
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いままでに一度だけの経験だが、ある生徒が、学級目標・スローガンを決めるときに、前学年に所属していた学級の目標をそのまま提案したことがある。気持ちに区切りがつけられていないいい例である。新学年になって、学級担任としても張り切り、「気持ちを新たにがんばろう」という話を生徒たちにした矢先だけにがっかりした記憶がある。
前年度が個性的な学級だったときには、次年度の担任はやりにくさを感じることもあるだろう。かつて人気番組だった「3年B組金パチ先生」の隣の学級3年A組の生徒たちがどんな思いでB組を見ていたか、その思いは現場を知る教員でなければ気づかないことだ。 |
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小学校との決別のために |
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最初の授業参観にお勧め |
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学級も軌道に乗り日々の生活は順調に進んでいるだろうか。生徒たちは「けじめ」をつけて「仲良く」生活しているだろうか。家庭訪問も始まるかもしれない。定期テストもあるかもしれない。教師もあわただしい中でついついその場しのぎ的になっていくこともある。生徒も学校生活に慣れてくると緊張感もゆるんでくる。学級の良さも足りない点も顕著になってくるころ、それが5月だ。 |
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皆で応援する雰囲気づくり |
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「時間」を天井から見るということ |
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2年の難しい時期にお勧め |
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仲間の中の自分 |
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何かの区切りがきたときに、これまでをふり返えらせることがある。これからの一歩のためだ。6月の前半(または後半)に学級をふり返るための学級会を開き、6月後半(または7月初旬)には一人一人に1学期の反省をさせる。一人一人に書かせる反省は、7月の保護者面接(夏の家庭訪問・教育相談などまちまちだろうが)や通知表の所見に利用する。2学期制(前期後期制)の場合にも、夏休み前(7月)には反省させることは同じように必要だ。
そして、7月には2学期のため(あるいは前期後半)の準備に取りかかることになる。時期が遅れてあわてないように計画してほしい。 |
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学級の話し合いと指導の具体的な方法 |
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通知表を所見を効率的に書き上げる文例や方法 |
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7月になると、慌ただしいまま過ぎていく。すぐに夏休みがくる。「1学期の反省」は6月後半に予定したが、もし実施していなければ7月の最初の学活で実施することを忘れないようにしたい。
7月の中心は2学期(あるいは9月から)の準備になる。2学期の学級の係・委員会などの組織の決定や新しい班を作ることなどがそれである。
2学期制の場合には時期が変わる部分や内容の変更(前期前半の反省のもとに軌道修正)が必要になるので考慮して欲しい。 |
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班編成の方法は考えてありますか |
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自分を知るための楽しい時間 |
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面談を上手に進めていくコツ |
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終業式の学級 |
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心の中を見つめてみる貴重な時間 |
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出張や研修などが多いとはいえ、ほっとひといきつける月である。8月のうちにできる準備はどんどん進めておこう。 |
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班編成の方法だけでなく生徒を見る視点について |
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いよいよ2学期の始まりである。
2学期には、行事が多くある。学級が具体的な場面を通して高まっていくときだ。それにともなって人間関係や集団と個の問題も浮き彫りになってくる。
1学期うちに基本的な生活習慣ができているかどうかで、2学期は以降はかなり決定づけられていると言ってもよい。
問題の多い学年・学級ばかり担任していると、生徒指導や問題行動の対応を通して学ばせるという力量が身についてくる。大切な技術だ。ところが、年度が変わり、久し振りに基本的な生活習慣が身についている学級の担任になると戸惑ってしまうこともある。何も言わなくてもしっかり生活できているからだ。しかし、基本的な生活習慣が身についていて0地点と考えたい。ここからだ、学級の成長は。
生徒をさらに育てていこう。 |
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前向きな気持ちの切りかえのために |
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運動会・体育祭にむけて |
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作戦会議と終了後の担任の話 |
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ベランダに巨大ポスターを |
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写真撮影のポイントを知っておく |
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新しい班の人間関係の構築 |
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私はできない…ではなかった!という驚きとショック |
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大きな行事も終わり、2学期後半に入る時期である。学期後半を充実させるためにどんなことを考えたらいいだろう。
3年生の場合は、生徒一人一人との進路相談も増えていくだろう。 学級の雰囲気はますます大切になってくる。 |
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学年後半のために |
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自分の成長をふり返る時間 |
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体育祭や文化祭が終わり、3年生は進路希望先を検討していく時期になる。進路へ向けての取り組みは、個人的な取り組みだが、共に生活している学級の雰囲気はとても大切だ。
3学期になれば一人一人の進路先が決まっていく。しかし進路が決定する日は受検日や発表の日の違いによりまちまちだ。1月中に決まる生徒もいれば、卒業式の後になる生徒もいる。学級の中に、入学試験や採用試験が終わり進路先が決まった生徒と、まだこれからの生徒が混在していくことになる。
そんなときに、「僕の進路は決まったけれど、決まっていない仲間のために、できることを協力しよう」という気持ちになれるかどうかは、学級の締めくくりに向けてとても大切なポイントとなる。
一人一人の取り組みを、お互いに仲間として大切にできる雰囲気を大切にしていきたい。 |
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懇談会の進め方・保護者から話題が出る方法 |
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2学期のまとめのときでもあり、年の終わりの月でもある。
ここまで来れば、あとは勢いで年度末までいけそうだ。
しかし勢いだけに頼るのでなく、今まで築き上げてきたものを大切にしたい。くずれるのは簡単だ。 |
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2学期のしめくくりとして |
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3学期のために |
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1年間ありがとうという気持ちに |
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今の自分をもういちど見つめてみることの大切さ |
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皆と違う私が仲間と生活してる |
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3学期は、慌ただしい。慌ただしいままに流されていくと、せっかく身についてきた生活習慣もくずれていく。それでも残り少ない日々を乗り切ることはできるだろう。
しかし、その先があることを忘れてはいけない。生徒には、育った土台を、来年度へしっかりつなげてほしい。そのためには、今まで以上に計画的に見通しを持って進める必要がある。
3年生の場合には、学期末に特別日課が組まれることもある。学活の残り時間を見通しながら、Encounterや文集作成を進めていくことになる。 |
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残りの日々を充実させるために |
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この学級で良かったと思って進級・卒業を迎えるための方法 |
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私はひとりきりなのに、実はいっぱいいたという驚き |
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忘れていた大切なこと… |
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1年間の学びがつまっている文集 |
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…といいつつ楽しいひととき |
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ひとりきりの私が実はいっぱいいたという驚き |
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その1の完結編 |
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10年後に手にする彼らに… |
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この日に何を語るか… |
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